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しこ名で話題の新入幕 白熊は初日に北の若と対戦 「他の人に対戦相手を聞くと負ける」とマイペース貫く

スポーツ報知 2024年9月6日 12時20分

 日本相撲協会は6日、東京・両国国技館で秋場所(8日初日)の取組編成会議を開き、初日の幕内と十両、2日目の幕内の取組を決めた。

 新入幕の白熊(二所ノ関)は初日に北の若(八角)、2日目に錦富士(伊勢ケ浜)と対戦する。この日、白熊は茨城・阿見町にある部屋で基礎運動を中心に体を動かした。ここ数日は体調不良や部屋の稽古で、久しぶりに体を稽古場で動かしたという。対戦相手は「他の人に対戦相手を聞くと負けるので…自分で確認しないと験(げん)が悪い」と話し、言及しなかった。

 新入幕として初の取組については「緊張しますよね」。懸賞の受け取り方など、気になることがあるようだ。それでも「負け越したら故郷(福島・須賀川市)に顔向けできない。優勝を目指すくらいの気持ちでやる」と気合を入れた。

 しこ名は昨年の九州場所後に二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)から提案された。同親方は「みたまま。優しくて力強い」と性格と風ぼうから名付けたことを明かした。右四つが得意で「北海の白熊」と呼ばれた元大関・北天佑(故人)に近づくという意味も込められている。

 ◆動物しこ名 強さにあやかったり、縁起を担ぐ意味合いで「龍」「鳳」など架空の生き物が使われる例もある。「龍」とともに「虎」も人気。「虎鮫龍(こさめりゅう)」「牛若丸」「琴熊」「猫又」「鶴竜」など動物の種類は多く、現在では前頭筆頭の翔猿が活躍中。

 ◆白熊 優太(しろくま・ゆうた)本名は高橋優太。1999年5月25日、福島県須賀川市生まれ。4歳ごろから「出羽竜道場」(郡山市)で相撲を始め、仁井田小5年で「全日本小学生相撲優勝大会」で準V。新潟・糸魚川市の能生中、海洋高に相撲留学。日体大卒業後、二所ノ関部屋入門。初土俵22年夏場所。昨年秋場所で新十両。得意は右四つ、寄り。趣味は料理。通算成績90勝47敗2休。186センチ、166キロ。

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