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宝塚歌劇団が労基署から「是正勧告書」受領…「重く受け止め、適切に対応」

スポーツ報知 2024年9月6日 15時45分

 宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)は6日、西宮労働基準監督署(同県西宮市)から「是正勧告書」を5日に受領したと発表した。

 歌劇団では昨年9月に宙組娘役・Aさん(享年25)が自宅マンションから転落死。遺族側によると、上級生のいじめ・パワハラに加えて、歌劇団の過酷な労働条件も起因だと訴えた。

 昨年11月、労基署が労働基準法に基づき、歌劇団に立ち入り調査。過去にも調査が入っており、Aさんの遺族側が「過労死ライン」と主張する長時間労働の実態などを本格的に調べた。

 歌劇団も是正へ、過密日程の改善策を練り稽古日数や舞台稽古日数の増加、大劇場の1週間あたりの公演回数の削減(週10回から9回に)などを実施。村上浩爾理事長は今年7月の取材に、労基署の調査について「実はまだ継続しておりまして、結果が出ていません」と説明していた。

 この日、歌劇団は「私どもとしましては、この是正勧告を重く受け止め、適切に対応いたしますとともに、現在進めております宝塚歌劇団の改革に向けた取り組みを続けてまいります」とコメント。その進捗状況は「しかるべき時期にご説明したく考えておりますので、いましばらくご猶予をお願い申し上げます」とした。

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