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巨人3人目の偉業へ、残り21戦で8発、岡本和真「勝てるように頑張りたい。一試合一試合やっていきたい」

スポーツ報知 2024年9月7日 5時0分

 巨人・岡本和真内野手(28)が6日、一戦必勝の精神でVロードを突き進む決意を示した。緊迫した戦いが続く中、7日からは6連勝中のDeNAとの2連戦(東京D)に臨む。愛知・名古屋から新幹線で帰京した主砲は「勝てるように頑張りたい。一試合一試合やっていきたい」と、冷静に目の前の試合を見据えた。

 4番のバットが優勝争いの命運を握る。今季はここまで打率2割6分5厘、22本塁打、68打点。浮き沈みのあるシーズンを過ごしながらも自己最多となる17度の勝利打点を挙げるなど、随所に勝負強さを発揮している。阿部監督が「4番が打てば勝つのが野球」と常々語るように、岡本和も「打たないといけないポジション」と自覚は強い。終盤戦はより厳しい攻めが予想されるが、包囲網を打ち破り勝利をもたらすことが仕事だと覚悟を決めている。

 アーチを描けば描くほどVへの道筋と偉業が見えてくる。現在22本塁打。7年連続30本塁打以上を達成すれば球団では王貞治、松井秀喜に次いで3人目となる。開幕前には「30本というのは目安ではあるので打ちたいと思っている」と意気込んでいた。残り21試合で8本。簡単ではないが、直近15試合で5発というペースを考えると、手の届く数字ではある。「個人の数字よりチーム」の精神を持つが本塁打を放った試合は今季21戦17勝と勝敗に直結することは間違いない。勝利の先導者となるべく、ラストスパートをかける。

 7、8日の同戦(東京D)は「Tiffany&Co.DAY」として開催し、高級宝飾ブランド「ティファニー」とコラボ。黒を基調としながら、帽子のTGマークなどがティファニーブルーになった限定ユニホームを着用する。「横にラインがあって、背中にもティファニーさんのロゴがあるので、今までになくていいなと思う」と心を躍らせる。シーズン最終盤。頼れる主将が歓喜への道しるべとなる。(宮内 孝太)

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