◆JERAセ・リーグ 広島0―3中日(6日・マツダスタジアム)
広島は、勝てば首位返り咲きの一戦で完封負けを喫し、今季4度目の4連敗。首位・巨人と1ゲーム差に広がった。今季初の中5日だった大瀬良が、初回2被弾で3失点し、5回3失点。打線も、いきなり3点ビハインドを背負った初回に3安打1四球で無得点に終わり、今季19度目の完封負け。投打ともに意地を見せられなかった。0―0引き分けを含む22度の無得点試合は、12年以来12年ぶり。うち8度が中日戦で、同カードは今季7勝12敗1分けとなり、3年連続の勝率5割以下が確定した。
新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。
―大瀬良投手が初回に2被弾で3失点した
「中5日でいってもらって、ホームラン2本ともね、失投じゃない。あの高さは、ヒットならまだしも、ホームランにするわけだから。もうこれは、打った相手(細川、宇佐見)を褒めるしかないと思います。2本とも、そんなバッティングだったと思います」
―今季初めて中5日で先発を託した思いは
「特別な思いというか、先々のことも考えながら、中5日で。(大瀬良)大地はずっといいピッチングしている。先々のローテーションを見て、中5日でいってくれと言いました」
―最近は序盤の失点が目立つ
「今までずっと頑張ってくれている。そういうときもある。何とか、点を取ってやっていきたいですね。失点してもね、序盤に。今までずっと頑張ってきてくれたわけだから」
―打線も初回1死満塁で無得点と重い空気が
「ヒットは出ている。今が底と思えば、どうってことないでしょ。勝負は先にあると思っているから。今ちょっと、なかなかいい流れが来ていない。大地のホームランにしてもそう。ちょっと重い流れになっているね。でも、逆に捉え方によっては今で良かった。あとはもう上がっていくだけだから。そういうふうに自分は捉えています」
―末包選手に代わって堂林選手を4番に据えた
「スエ(末包)も、ここ数試合、内容的にちょっと良くなかった。前回の松葉ときも、あまり内容が良くなかったので、今日は後から(代打で)行くぞという形でした」
―4連敗となった
「もう終わったこと。残り試合も少ないから。もう終わったことだから、今日は。自分が反省するところは反省して、また明日の試合。また明日は新しい日だから。今日は終わりました。反省する私がしっかり反省してね」