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【日本ハム】3連勝で日本一の16年以来の貯金「14」新庄剛志監督「もう僕は上しか目指さない」

スポーツ報知 2024年9月6日 23時43分

◆パ・リーグ 日本ハム3×―2オリックス(6日・エスコンフィールド)

 日本ハムがオリックスにサヨナラ勝ちし、貯金を新庄政権最多、日本一に輝いた16年以来の「14」に伸ばした。

 2―2の9回2死満塁から代打・マルティネスが押し出し四球を選んで勝利。9回を3人で抑えた高卒3年目の柳川大晟投手がプロ初勝利をマークした。

 新庄剛志監督の主な一問一答は以下のとおり。

―(自ら)

「(9回)満塁になったらグワチョ(マルティネス)って決めてましたんで。うちには“満塁男”が2人いるからね(笑い)」

―もう1人は投げるほう(投手の斎藤)

「そうそう(笑い)。グワチョはね、タイガースの木浪くんくらいの勝負強さがあるから。何かしてくれるだろうと。最後、際どかったですか? 多分彼には4ミリくらいでもストライク、ボールを見極められる集中力があるから。フォアボール、犠牲フライ多いよね。ノースリーから『打て』のサインだったんですよ。グワチョが自分で見逃して、余裕の笑みをベンチの方に送ってきたから『これは何かしてくれるだろうな』って期待して。さすがです」

―柳川がプロ初勝利

「今日は柳川くんが抑えってことは決めていて。(田中)正義くんも良くなって来ましたよ、ボール。打たれはしましたけど、一番調子いい時の田中くんのボールになってきているかな」

―打順の巡り合わせではなく、9回は柳川に。

「うん。そう決めてました」

―田中正と柳川を競争させて

「そうです。奮い立たせるという、僕のテーマでもあるので」

―柳川は先頭・若月との12球の勝負に勝った

「真っ直ぐがファウルされるなってところで(最後に)カット(ボール)をいったところが田宮くんも良い配球したなって思いますね」

―浅間も6回に一時逆転打

「ね。彼も何かしてくれるオーラを持っているので」

―首位ソフトバンクは負けた

「(逆転Vの可能性が)3%くらいになったんじゃない? もう僕は上しか目指さないので。下はもう全く考えていないですね」

―3位ロッテも敗れて4・5差

「あ、そう」

―上を目指すだけ

「盛り上がるところまで、行きたいですね。選手たち全員そう思ってますよ。3位、4位の結果とか気にしてないんじゃないかな。ソフトバンクさんの結果しか気にしていないから」

―9回は犠打失敗の直後に代走の五十幡が盗塁を決めてチャンスを演出した

「いやあ、あそこほんとに迷うんですよいつも。五十幡くんを走らせてノーアウト二塁からいくのか、バントで送って外野手を前に来させるのか。あそこは楽しい采配の一つですね」

―清宮が歩かされるのは計算して

「もちろん、もちろん。で、レイエスがもし打ったら打ったで終わりだし、もし凡退したら上川畑くんが粘って粘って。ヒット打ってくれたら最高なんですけどフォアボールを取れるバッターなので。そこで五十幡くんを用意して、ですね」

―五十幡の盗塁は7月以来。難しさは

「いやいや、難しいっすよ…。一番やりたくないもんあの役目は。嫌でしょ?(笑い)。100%警戒されて、失敗したら何しとんねんってなるし。バントと同じで成功したら当たり前のような目で見られて。でも(五十幡は)生きがいに感じてますよ。『すごく楽しい』って言ってたし」

―(自ら)

「お願いがあるんですけど、今までシーズンを戦ってきて、皆『頑張ります、頑張ります』って言って、ここまで来たじゃないですか。残り試合少ないから、もう頑張るのをやめよう、楽しもう、と。選手を取材した時に『頑張ります』って言葉を『楽しみます』に変えてもらえます? 選手たち知ってますから。今日も五十幡くん、頑張りますって言わずに『楽しみます』って言ってたから」

―こちら側で変えていい

「変えちゃってください。楽しんでいるから。高校野球みたいに感動を与えて、一生懸命に楽しんでやっているチームに(と)ずっと言っているんですけど『頑張ります』って(選手が)クセで言うので」

―試合前には北海道胆振東部地震の黙とうを実施。こういう日に勝てた

「もう、皆さんの力になれれば。生活の一部になってきていると思うから。少しでも笑顔を与えられるチームが今、できているので。道民の皆がファイターズの結果を、携帯でも何でも気にしてもらえるようなチームに今なっているので、今日は勝ててよかったです」

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