大相撲秋場所初日を翌日に控えた７日、国技館で１５日間の安全を祈願する土俵祭りが行われた。夏場所を制し、今場所大関取りに挑む関脇・大の里（二所ノ関）は優勝額贈呈式に出席した。高さ３メートルを超す、まだ大いちょうの結えない自身の優勝額を目の当たりにし、「この経験を生かして何回も優勝できるようにしたい」としみじみ。初日に国技館内に掲げられることもあり、「上に飾られたら気持ちも変わってくるはず」と気を引き締めた。
ここまで稽古は順調なようで場所中も「しっかりオンとオフを切り替えていきたい」。初日は幕内・熱海富士（伊勢ケ浜）、２日目は幕内・翔猿（追手風）と対戦する。「相手どうこうではなくしっかり集中して頑張ります」と静かに闘志を秘めた。“父の里”こと父・中村知幸さんも贈呈式を見学しており「びっくりしました」と目を丸くしていた。