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【高校野球】被災地同士の対戦は石川・輪島が飯田に勝利…濱田勢生主将が投打で大活躍

スポーツ報知 2024年9月7日 20時4分

◆秋季高校野球石川県大会 ▽1回戦 輪島9-0飯田=7回コールド=(7日・弁慶スタジアム)

 秋季高校野球の石川県大会が開幕し、1回戦6試合が行われた。元日の能登半島地震で被害を受けた石川・輪島は、飯田と被災地同士の対戦に挑み、9-0の7回コールドで勝利した。新キャプテンの5番・濱田勢生(いお)三塁手(2年)は投打で大活躍。2安打、3打点、1盗塁でチームを勢いづけると、6回からリリーフして2イニングを1安打、無失点に抑えた。飯田の選手たちとは、3月末に仙台育英(宮城)と合同練習や練習試合を行っており、濱田主将は「被災して一緒に頑張ってきた仲間だったので、やりづらさはありました。地震で春はゼロからスタートでしたが、全員がしっかりと自分の目標に向かってプレーできました」と振り返った。

 地震から8か月あまり経ったが、未だにグラウンドは使えず、日本航空石川や鹿西のグラウンドを借りて練習する。鹿西までは車で約1時間かかり、今までのような練習は出来ない状況だ。濱田主将は「グラウンドを使わせてもらって大変、感謝しています。今大会で勝ち上がり、センバツの切符をつかみ取りたい」と闘志を燃やす。(中田 康博)

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