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【巨人】阿部監督の“ほっぺたペチン”の理由告白「自分のために厳しいことも…」6回1失点で試合作った井上温大

スポーツ報知 2024年9月7日 21時0分

◆JERA セ・リーグ 巨人3×―2DeNA=延長12回=(7日・東京ドーム)

 巨人・井上温大投手が6回まで投げ4安打1失点と好投、8勝目はならなかったが、チームは9回にこの日1軍合流の代打・中山礼都内野手が同点打、延長12回にオコエ瑠偉外野手のプロ初のサヨナラ本塁打で2連勝を飾った。

 井上は1回1死から桑原将志外野手に右前打、佐野恵太外野手は右飛に打ち取ったが、2死一塁からオースティン内野手に左中間を破るタイムリー二塁打を打たれ、1点を失った。

 自身の投球を振り返って「フォアボールもゼロで三振もイニングくらい取れていたので、全体的にすごくいいピッチングができたなって思います」と井上。どんな意識でマウンドに上がったを問われると「いつもは点を取ってもらっているので、今日は自分が抑える番だなって思ってマウンドに上がってました。ピッチャー側が我慢してなんとか攻撃につなげようって思って投げてました」と返答した。

 6回の打席で代打を送られ降板となる前、ベンチで阿部慎之助監督からほっぺたを軽くペチンとされる場面があった。その理由について、「ベースカバー行けよって言われました(笑い)」と、2回1死からの一ゴロで、一塁へのベースカバーに走るのが遅れ、内野安打となったところについての“お叱り”だったことを明かした井上。「自分のために厳しいことも言ってくれて、いろんな細かいところまで見てくれて、そういうことを言っていただいてるんでありがたいなって思います」と素直に感謝した。ベースカバーの際、走ってから少しスピードを緩めたように見えたと指摘されると、「自分が打球を取りに行って、取れなかったんで、その時点でもうヒットになるなって自分の中で思っちゃって緩めてしまいました」と説明した。

 6月から負けがなく好調な井上。「自信にはなっているんですけど、負けとか勝ちとかは自分で操作できない部分もあるんで、なんとかゼロに抑えたりとか、最少失点に抑えるっていうのを心がけて投げるようにしています」という。自身が試合を作り、延長の2イニングを好投した横川が勝ち投手となり、若い投手の活躍でつかんだ白星。「もっともっとチームを引っ張ってもいけるように。今以上にいいピッチングをすることでチームの勝ちにつながると思うので、そういう選手になりたいなと思います」と語った。

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