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【巨人】メンデスが1回もたず4失点KO 球団ワースト18度目の完封負けに阿部監督は今季2度目の囲み取材なし

スポーツ報知 2024年9月8日 16時57分

◆JERA セ・リーグ 巨人0―8DeNA(8日・東京ドーム)

 巨人がDeNAに敗れ、連勝は2でストップした。巨人はメンデス投手が今季2試合目、5か月ぶりの登板で初勝利を目指して先発も1回にいきなり4失点(自責2)で、1死を取っただけで降板。2番手で緊急登板の赤星優志投手は5回まで投げ1失点で粘投したが、打線がDeNAの先発・吉野光樹投手に6回まで6安打無得点に抑えられるなど、反撃できず。球団ワーストを更新する今季18度目の完封負けとなった。守りでも3失策と攻守に精彩を欠いた。2位・広島も敗れたため、1ゲーム差で変わらず首位をキープした。阿部慎之助監督は、試合後の囲み取材を行わなかった。

 メンデスは1回、先頭の梶原昂希外野手の三ゴロを三塁・岡本和真内野手が一塁に悪送球。さらに、メンデスの一塁へのけん制球が梶原の足に当たり、ファウルグラウンドに転がる間に梶原が二進。蝦名達夫外野手は四球で歩かせ、いきなり無死一、二塁のピンチ。佐野恵太外野手は見逃し三振に打ち取ったが、オースティン内野手に左越え二塁打を打たれ、1点目。牧秀悟内野手にも左翼線を破る2点二塁打を浴び、3点目を許した。続く宮崎敏郎内野手、山本祐大捕手には連続四球を与え、1死満塁となったところでメンデスは1死をとっただけで降板となった。助っ人左腕は降板後に「先発としてゲームを作れずすみません」とコメントした。

 厳しい場面で2番手・赤星が登板。京田陽太内野手の中犠飛で4点目を許し、投手の吉野に四球で再び満塁となったが、梶原を空振り三振に仕留めた。

 巨人打線は1回1死から吉川尚輝内野手が中前打で出塁。モンテス内野手は四球で一、二塁としたが、岡本和真内野手、大城卓三捕手が連続の空振り三振に倒れた。

 1回途中から緊急登板した赤星が2回に1点を追加された。2死から、1回に先制適時二塁打のオースティンに中前打。牧には、2打席連続の二塁打となる右翼フェンス直撃の二塁打を許し、5点目を奪われた。

 5点を追う巨人は4回2死、6月7日のオリックス戦(東京ドーム)以来のスタメンとなる「6番・一塁」で出場の秋広優人内野手が遊撃内野安打で出塁。7日に1軍に合流し、同日のDeNA戦(東京ドーム)の9回に同点打を放ち「7番・遊撃」で先発出場の中山礼都内野手が左前打で続き2死一、二塁と得点圏に走者を進めたが、浅野翔吾外野手は空振り三振に終わった。

 5回は2死から吉川が3打席連続ヒットとなる右前打で出塁。モンテスは左前打でつなぎ一、二塁としたが、岡本和は初球を打ち上げ二飛に倒れ、無得点。6回、7回は3者凡退に抑えられた。

 6回からは赤星に代わって平内龍太投手が登板し2イニングを無失点に抑えた。8回からは泉圭輔投手が4番手で登板。1イニング目は無失点に抑えたが、9回に秋広の適時失策も絡んでダメ押しの3点を失った。

 巨人は打線が7安打もつながらず、9月4日のヤクルト戦以来、今季18度目の完封負けを喫した。

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