◆JERA セ・リーグ 巨人―DeNA(8日・東京ドーム)
巨人・阿部慎之助監督が「勝負の9月」に大きく打線を動かした。前日(7日)の土壇場9回2死に、代打で起死回生の同点打を放った中山礼都内野手(22)を「7番・遊撃」でスタメンに抜擢。同じく打撃好調の秋広優人内野手(21)も「6番・一塁」で約3か月ぶりに先発起用。「8番・右翼」の浅野翔吾外野手(19)ら若手を積極的に使う打線を組んだ。
ここまで2位・広島に1ゲーム差をつけ首位をキープ。残り20試合と負けられない戦いが続く中、「勝ちながら育成」というプロ野球チームにとって、最も難しいテーマに挑戦している。今季開幕時のスタメン野手の平均は30・4歳(平等に比較するため開幕時でなく今年の年齢で計算)だったが、この日は26・9歳まで若返った。劇的なサヨナラ勝利から一夜明けて臨む、DeNAとの一戦。若手の躍動に注目だ。
【8日のスタメン野手】※丸数字は今年迎える年齢
1(中)丸㉟、2(二)吉川㉙、3(左)モンテス㉘、4(三)岡本和㉘、5(捕)大城卓㉛、6(一)秋広㉒、7(遊)中山㉒、8(右)浅野⑳
【開幕戦のスタメン野手】
1(中)佐々木㉕、2(遊撃)門脇㉓、3(右)梶谷㊱、4(一)岡本和㉘、5(三)坂本㊱、6(捕)大城㉛、7(左)丸㉟、8(二)吉川㉙