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東野有紗、女子ダブルスで快勝発進、渡辺勇大とそれぞれの道へ思い「お互い刺激を与えあいながら頑張りたい」…全日本社会人

スポーツ報知 2024年9月8日 16時34分

◆バドミントン ▽全日本社会人選手権 第2日(8日、鳥取市民体育館ほか)

 女子ダブルスで、東野有紗(BIPROGY)、桜本絢子(ヨネックス)組が3回戦で三輪音巴、佐藤芽穂組を21―13、21―6で下し、9日の4回戦に進んだ。この日は初戦の2回戦から2戦連続でストレート勝ちと好発進した。

 桜本は「新しいペアということで、東野選手のジャパンオープンが終わってから10日間ぐらいしか練習できていないけど、試合をやっていく中で自分たちのプレーを出し、お互いのプレーを知っていくという1つ目的を持ってやれた。1試合目より2試合目の方がいい形が出せていたので、良かった」と納得の表情を浮かべた。東野も「最初組んだ時からコンビネーションがすごく良くて、すごくやりやすかった。1回戦、2回戦と徐々にプレーが良くなっているなという感じです」と、好感触を語った。

 東野は、渡辺勇大(BIPROGY)と組んだ混合ダブルスで、パリ五輪では日本バドミントン史上初の2大会連続の銅メダルを獲得。五輪後に13年間ともに歩んだ“ワタガシ”ペアの解消を発表。先月末のジャパン・オープンの8強がワタガシペアとしての最後の大会となった。桜本も22年から宮浦玲奈と組んできた。今回の新ペア結成にあたっては、桜本から声をかけたという。「私は現役をできるまでやってみたい思いがあったんですけど、話していく中で、有紗も女子ダブルスで挑戦してみたいという気持ちを聞いて、絶対に組みたいと思った」。

 28歳の東野も女子ダブルスで28年ロサンゼルス五輪を目指したい思いがあり「これまでミックスダブルスをやってきて、この年になって種目を変更するのはすごく大変だと思うし、覚悟がいることだったんですけど、自分自身は本当にワクワクしていて、あと4年、死ぬ気で頑張りたい」と決意した。これまで13年、混合複でペアを組んだ渡辺も7日に田口真彩とペアで初戦をストレート勝ち。互いに再出発を切り、「ゆうたくんは現役続行して新しいペアと頑張っていくと思うので、お互い刺激を与えあいながら、頑張りたい」と話した。

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