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【大学野球】ドラフト1位候補の関大・金丸夢斗 復帰登板で150キロ 巨人スカウト「すごいの一言」

スポーツ報知 2024年9月8日 17時49分

◆関西学生秋季リーグ戦 第1節2回戦 関大4―2近大(8日・わかさスタジアム京都)

 10月24日のドラフト会議の1位候補に挙がる関大の最速154キロ左腕・金丸夢斗(4年=神港橘)が、今秋のリーグ戦で初めて登板した。

 4―2の9回にマウンドに上がった金丸は、初球からこの日最速の150キロをマーク。その後、2安打と死球で1死満塁のピンチを招いたが、二飛と空振り三振でしのぎ、無失点で試合を締めた。「いつもと違う感覚もあったんですけど、そこはそうなると思っていたので。どれだけ冷静にバッターと勝負できるかってところが、今日はできたのでよかったです」とうなずいた。

 腰の骨挫傷で途中降板した春季リーグの関学戦(5月11日)以来、約4か月ぶりの登板。この間、対外試合への登板は一切なかった。さらに、対打者への投球も7月27日の紅白戦以来だっただけに、小田洋一監督は「あんなに速い球を投げるとは思わなかった。私が思っていた以上には(投げられてた)」と驚いた。

 バックネット裏では5球団のNPBスカウト陣が視察。巨人・岸スカウトは「久しぶりの登板であれだけ投げれるので、すごいの一言。満塁になってから140キロ後半も連発していたので」と不変の高評価だった。

 金丸は「感覚としては60、70(%)くらい。全然ダメだったんですけど、投げていくうちに良くなってきたというのもあって、次の登板から徐々に感覚を取り戻して、最後はいい形で投げられるようになっていきたい」とし、勝ち点をかけた9日の第3戦への登板にも意欲を示した。

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