◆ＪＥＲＡ セ・リーグ 巨人０―８ＤｅＮＡ（８日・東京ドーム）
ＤｅＮＡは緊急で先発登板した吉野が６回６安打無失点と試合を作り、打線も１０安打８得点と快勝。首位とのゲーム差は４・５に縮まった。
チャンスをものにした。本来、先発予定だった大貫が６日の練習中に背中の違和感を訴え、緊急で先発登板が決まった。４―０の初回には１死一、二塁の危機を招いたが、岡本和と大城卓を空振り三振に斬ると、雄たけびを上げながら拳を握った。３回、４回、５回には二塁まで走者を許したが得点を許さず、６回は３者凡退で抑えて２勝目を挙げた。
打っては、初回１死一、二塁でオースティンが左前へ適時二塁打を放ち先制に成功。なお１死二、三塁では牧も三塁線を抜ける適時二塁打を放ち、京田が犠飛を打つなど一挙４点を先取した。２回２死一塁ではまたも牧が適時二塁打を打ち、９回にも３点を奪うなど投手陣を援護した。
７日の同戦では延長１２回２死からサヨナラ負けを喫したが、嫌な流れを断ち切る快勝。首位争いに食らいつき、三浦大輔監督は「急きょの登板だったけど、しっかりとゲームを作ってチームが勝てたことは大きい」と吉野を称賛。打撃陣に対しても「初回から四球を絡めて先制できた。取れるところをとれたのが大きい」とねぎらいの言葉をかけた。