１０月の開幕に先駆け、プロバスケットボール男子Ｂリーグのプレシーズンゲームが８日、東京・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、Ａ東京が７６―６２で長崎に勝利した。
長崎は今季、２０２３年Ｗ杯日本代表のセンター・川真田紘也を獲得。期待のビッグマンは、新天地でのプレーに「ファウルトラブルで出場時間は限られたが、チームとして（観客が入る）公式の場でできたのは良かった」と手応え。今シーズンの開幕までは残り約１か月で「チームとして完成できるか」と課題を掲げ、個人としては「体を張ったプレー、リバウンド、スクリーン、ディフェンスを求められている。オフェンスももっと絡めていきたい」と語った。
川真田と言えば、注目されるのが髪型。昨夏のＷ杯では、ど派手な赤髪で会場となる沖縄入りし、存在感からもチームを鼓舞した。長崎では心機一転、名産品「カステラ」をイメージして金髪ヘアに。「（チームカラーの）ネイビーにしようかと思ったが、あんまりおもしろくないなと思った」と考え抜いた末、決意の金髪に決めたという。
２４年パリ五輪は代表入りとはならなかったが、補欠として帯同。結果は１次リーグ３戦全敗で、目標とする８強入りには届かずも、日本は銀メダルのフランス相手に延長戦まで持ち込むなど奮闘した。日本の戦いを目に焼き付け、「日本代表はレベルアップしている。日本はもっともっと強くなると感じた。（自分も）次の代表に向けて頑張れるようにしたい」と意気込み。Ｂ１のステージで成長し、代表復帰を目指す。