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【阪神】佐藤輝明が81年の中日・宇野を連想させる「ヘディング失策」 連勝5で止まるも岡田監督「そんな全部勝たれへんて」

スポーツ報知 2024年9月9日 5時0分

◆JERAセ・リーグ ヤクルト5―3阪神(8日・神宮)

 連勝は5で止まった。先に巨人と広島が敗れ、迎えたナイター。阪神・岡田彰布監督(66)は“お付き合い”を「上が負けてるの分かってての試合やったから。なんか複雑やな」と自ら嘆いたが、淡々としていた。午後5時の試合開始から1時間以内に5失点。佐藤輝の“珍プレー”などミスも響いたが「(普段通り)6時からゲームしてたら勝ってたよな。(6時以降は)3―0やったよな。何で5時やったんやろ」とジョークで即、切り替えを示した。

 結果的に痛恨の3回。1死から長岡の三飛を佐藤輝が落球した。グラブからこぼれたボールが頭にコツン。81年の中日・宇野を連想させる、リーグ最多23個目の失策からピンチを招いた。西勇は村上に四球を与え、沢井に3ラン。5点差に広がり、指揮官は「2点差で踏ん張ってたら、チャンスあったけどな」と認めた。

 西勇は2回に山田に先制2ラン。過去19試合で被本塁打は計2本だったが、今季初の複数被弾を「防げるところは防ぎ、ミスをカバーするのがチーム」と悔やんだ。今季ワースト5失点(自責2)で6敗目。佐藤輝は「頑張ります」と絞り出した。失策→四球→一発と最悪の形。ただ、岡田監督は「なあ」とだけ振り返ると、敗戦を「しゃあないよ。そんな全部勝たれへんて」と受け入れた。

 5勝1敗の1週間で、首位との差を「5・5」から「2・5」に縮めた。10日のDeNA戦から甲子園で7連戦。さらなる猛追のチャンスに「うん、そらそうや」と前を向いてバスへ。もう、誰かを責めている時期ではない。(安藤 理)

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