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三谷幸喜氏、駆け出しの頃の超大物との一幕明かす「もう感動。その瞬間、なんて素敵な人だって」

スポーツ報知 2024年9月8日 23時29分

 脚本家の三谷幸喜氏が8日放送のフジテレビ系「だれかtoなかい」(日曜・午後9時)に出演した。

 この日、共演の西島秀俊が最も影響を受けた存在として北野武の名前を挙げると「僕はだいぶ昔に『ビートたけしのつくり方』っていうバラエティーがあって。その中にミニドラマがあったんですよ」と1993年から94年にかけて放送された同局系バラエティーの名前を挙げた三谷氏。

 「その(脚)本を書いてたんですけど、ドラマの最終回の時にたけしさんが主役なのに、なかなか現場にいらっしゃらないんですよ。セットも組んでゲストに高島忠夫さんが来て、みんな衣装になって待ってるんですよ。でも、全然来ないんですよ。最後にプロデューサーの方が『たけしさん、今日、オウチにオバケが出たらしくて来ません』って」と振り返ると「僕はまだ新米でしたけど、自分が書いた台本で、最終回で、こんなセット組んで、みんな待ってるのに、たけしさんが来ないってどう言うことだって、ちょっと腹が立ったんですよ。何がたけしだ!って。人間としてダメだと」と続けた。

 その上で「その後、打ち上げがあって、最後、つまらないから帰ろうと思って、お先に失礼しますって言ったら、たけしさんは向こうの方にいたんだけど、僕を見て立ち上がって『おう』って、おっしゃったんです。もう感動。その瞬間、なんて素敵な人だって。僕に『おう』って言ってくれたって」と一瞬で心変わりしたことを明かしていた。

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