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大谷翔平、2試合ぶり46号ソロで自己最多に並ぶ 史上初「46―46」到達 打点&安打は自己新記録 

スポーツ報知 2024年9月9日 6時29分

◆米大リーグ ドジャース―ガーディアンズ(8日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が8日(日本時間9日)、本拠地・ガーディアンズ戦に「1番・DH」で先発出場。5回に2試合ぶりの46号を放ち、史上初の記録をさらに更新する「46―46」(46本塁打&46盗塁)に到達した。

 1点リードの5回1死。ガ軍先発・バイビーの2球目、83・6マイル(約134・5キロ)チェンジアップを豪快に振り抜いた。打球速度116・7マイル(約187・8キロ)、打球角度34度、飛距離450フィート(約137・2メートル)の特大弾。この日は右翼ポールの内側を通過し、リプレー検証の結果も変わらずホームランのままだった。

 3つの「自己最多」が生まれた。ホームランは21年の自己最多に並び、打点は同年の100打点を超えて自己新記録となる101打点。リーグトップのアダメズ(ブルワーズ)を捉え、本塁打と打点の2冠に再浮上した。安打数も3回の中前打で22年の160安打を上回り、キャリアハイの数字に達していたが、5回の一発で162安打目。昨年9月に受けた右肘手術の影響でDH専念の年に打者としては最高のシーズンを送っている。

 前日7日(同8日)の同戦では2度の“未遂弾”があった。初回先頭の初球をいきなり捉え、右翼ポール際に運ぶもわずかにファウル。6回2死では左翼へ大飛球を放ったが、フェンス際で失速した。飛距離は348フィート(約106メートル)を計測し、米データサイト「baseball savant」によると、全30球場のうち10球場では本塁打になっていた当たりだった。それでも、すぐに切り替えて結果を出せるのが大谷のすごさでもある。この日の一発で年間52発ペースとなり、ここまで46盗塁も現時点で同52盗塁ペース。前人未到の「50―50」を射程圏に捉えている。

 この日を含めて残り20試合。この後も自己新の47号が出ればアジア出身&DH選手の最多タイ記録で、48号でアジア新の通算219本塁打を達成後、49号では球団最多に並び、日本人選手初の50号が盗塁次第では「50―50」を決めるアーチになる可能性もある。故障者続出でチームは苦しい状況が続くが、大谷のバットが3年連続の地区優勝に導く。

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