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J2清水 MF原輝綺が練習試合で1か月ぶりの実戦…14日・ホーム山口戦で公式戦復帰も

スポーツ報知 2024年9月9日 9時43分

▽練習試合 清水3-0松本=40分×2本=(8日・三保)

 J2清水エスパルスは8日、三保でJ3松本と練習試合(40分×2本)を行った。控え組中心で臨み、3―0と快勝。故障離脱していたMF原輝綺(26)が約1か月ぶりの実戦を迎え、14日のホーム・山口戦で公式戦復帰する可能性が高まった。攻撃陣では新人FW郡司璃来(19)が2得点でアピールした。

 清水の守備を支える貴重なピースが戻ってきた。原は8月10日の群馬戦を最後に故障離脱。この日は74分間プレーし「5、6割の力だったが、まずまずの出来だったと思う。長い時間出場させてもらえたことは良かった」と前向きに振り返った。

 右サイドバック(SB)で先発し周囲と連動しながら無失点に貢献した。攻撃では背後に抜け出す機会こそ多くなかったものの、市船橋高の後輩でもあるFW郡司に絶妙なクロスを送るなど一定の見せ場をつくった。「少しずつらしさは見せられた。チャンスをつくるところはこだわっていきたい」。見守った秋葉忠宏監督(48)も「攻守にアベレージの高い選手。あれだけやれたらナイトゲームで90分行ける」と厳しい残暑の中でのプレーを評価し、山口戦での復帰にGOサインを出した。

 次節からは中3日の3連戦。暫定2位のチームにとって昇格への正念場を迎える。指揮官が「総力戦になる」と予告する通り、SB以外のポジションもこなせる原の重要度が増すのは間違いない。「いい競争ができるように、力を発揮していきたい」と静かに闘志を燃やした。

(武藤 瑞基)

 〇…郡司が抜群の嗅覚を見せた。1本目2分、左サイドに抜け、角度のない所から先制弾。2本目34分にもMF川谷の右クロスに反応して流し込んだ。「もっと決められるところはあった。結果を残して公式戦に絡んでいきたい」。秋葉監督は「ゴールのツボを知っている。あとは量を増やしてほしい」と成長著しい若手のホープに期待を込めた。

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