◆東都大学野球秋季リーグ戦第１週第１日▽青学大６―２国学院大（９日・神宮）
秋季リーグ戦が開幕し、４連覇を目指す青学大が白星発進を決めた。ドラフト上位候補に挙がる西川史礁（みしょう、４年＝龍谷大平安）は、４番で３打数１安打。１回２死二塁のチャンスで、先制の中前適時打を放った。
「先制点が欲しいなかで、自分が４番の仕事をしっかりしようと思っていました。甘く入った変化球を、うまくセンターにはじき返すことが出来ました」と西川。勝負強さを示した打席だった。
今春のリーグ戦でＶ３を達成した青学大は、大学選手権も制した。春秋連覇を果たし、明治神宮大会での“４冠達成”へ。運命のドラフト会議が１０月２６日に控えていても、西川はフォアザチームを強調する。
「ずっとドラフト１位で（プロに）行こうと思って練習してきましたが、試合になったら関係ない。チームのために、できることを精いっぱいやるだけです」。この試合では２つの四球を選び、相手エラーでの出塁を含め全５打席で４度出塁した。今季も変わることなく目の前の打席に全力を傾け、常勝軍団をけん引していく。