広島の森下暢仁投手が9日、マツダスタジアムで首位攻防3連戦初戦の本拠・巨人戦に向けて調整した。
「本当にいい準備をして、次の試合につなげられるようにしたいと思います」
2年ぶり3度目の2ケタ10勝を挙げている右腕だが、直近2戦2敗。前回登板の3日のDeNA戦(横浜)は、今季最短の4回5失点で6敗目を喫した。
「最初に先制点をあげないという気持ちで。アウトにできるところはしっかりアウトを取って、下位打線から上位ところをなくすなど、当たり前のことをしっかりできたら」
巨人戦は今季4戦2勝で、21年8月24日に黒星を喫して以降、これで12戦負けなしの8連勝中と頼もしい。さらに8月3日の中日戦以来となる本拠マウンドは9戦6勝1敗、防御率1・07だ。
「残り試合も少ない。勝っていかなければいけないというモチベーションというか、気持ち。ホームで投げるのは久しぶりですけど、いい準備はできていますし、本当にプラスになると思う。いいパフォーマンスを出せるように」
巨人とは1ゲーム差。初戦に勝てば、首位に返り咲く。まずは自己最多の11勝目を手に、チームに勢いをもたらす。