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玉鷲が連続1630回出場で歴代1位の青葉城に並ぶ「頑張って良かった。いいご褒美」 取組は佐田の海に敗れる

スポーツ報知 2024年9月9日 16時36分

◆大相撲 ▽秋場所2日目(9日、東京・両国国技館)

 東前頭10枚目・玉鷲(片男波)が、同11枚目・佐田の海(境川)との一番で連続1630回出場を数え、歴代1位の元関脇・青葉城に並んだ。ベテラン同士の対戦となった一番は、玉鷲が立ち合いから押し込んだが、土俵際ではたき込まれて腹ばいに。白星で花を添えることができず「もっと頭を使え、という感じですね。相手が逃げるのはわかっていたのに…」と苦笑いを浮かべた。

 それでもモンゴルから来日し、2004年初場所以来、無休(新型コロナ関連休場は除く)で打ち立てた金字塔。館内のファンからは祝福のボードも掲げられた。「うれしいものですね。ここまで頑張ってきて良かった。いいご褒美だな、と」と感慨に浸った。幕内優勝2回を誇る“鉄人”も記録への意識があったようで「みんなにさんざん言われますから、脳には入りますよね。(意識は)やっぱり隠せない。それを感じながら自分の相撲を取ろうと思ったんですが…」と頭をかいた。

 3日目に出場すれば、単独1位に立つ。連敗発進となり、次こそ白星を手にしたいところだ。今年11月16日には40歳を迎えるベテランは「お客さんがいるから自分たちがいる。お客さんを沸かせることが大事。きょうの相撲を反省して、また明日から頑張ります」と気合を入れ直した。

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