元バドミントン日本代表でキャスターの陣内貴美子さん（６０）がメインキャスターを務めてきた日本テレビ系「ｎｅｗｓ ｅｖｅｒｙ．」を今月いっぱい２７日の放送で卒業することを９日放送の同番組で自ら発表した。
陣内さんは「今月２７日をもって『ｅｖｅｒｙ．』を卒業することになりました」と報告。「番組が始まったばかりの頃は、スポーツだけをやってきた私が報道の分野で役に立てるんだろうかと、毎日不安を抱えていました」と振り返った。「それでも『ｅｖｅｒｙ．』の仲間やスタッフが私の居場所を作ってくれて、１４年半という長い間、番組に出演することができました」と感謝の気持ちを述べた。
「地震や新型コロナウイルスなど困難なことがたくさんありましたが、発する言葉ひとつで人の心に寄り添うことも傷つけることもできてしまうと知り、伝える言葉の重さと大切さを学びました」と１４年半を振り返った。
「間もなくゴールを迎えますが、『木原さん、そらジロー』と全力で呼びかけつつ、見守って下さった視聴者の皆さんに心を込めて、言葉を発していきたいと思います。残り３週間、どうぞ、よろしくお願いします」と頭を下げた陣内さん。
この言葉を受け、メインキャスターの同局・鈴江奈々アナウンサーが「私たちが陣内さんに支えてもらっているので、たくさん感謝の気持ちを伝えたいんですけど、このタイミングで視聴者の皆さんにお伝えしたのもパラリンピックが閉幕したらという陣内さんの強い想いがあって、このタイミングになりました。あと３週間ですかね。２７日まで引き続き全力でお願いします」と話し、陣内さんと互いに頭を下げ合った。