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「女性初の総理大臣、いいじゃないか」高市早苗氏、支援してくれた安倍晋三元首相の言葉胸に総裁選再挑戦

スポーツ報知 2024年9月10日 6時0分

 自民党の高市早苗経済安全保障担当相(63)は9日、国会内で会見し、党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を正式表明した。名乗りを上げたのは7人目で、女性では初めてとなる。

 高市氏は自らの名前をもじった「サナエあれば憂いなし」のフレーズが書かれたボードをバックに青いジャケットで登壇。「国の究極の使命は『国民の皆様の生命と財産』『領土・領海・領空・資源』『国家の主権と名誉』を守り抜くこと」と主張した。挑戦は2021年に続き2回目。当時は安倍晋三元首相が支援し、1回目の議員票は岸田文雄首相に次ぐ2位だった。

 高市氏は「前回、安倍元総理がしてくださったことに感謝し、『応援するよ。女性初の総理大臣、いいじゃないか』という言葉を胸にとどめながら、全力投球していく」。22年に死去した安倍氏の言葉を引き合いに、日本初の女性首相誕生へ決意を示した。また、「安倍元総理には、私の足らざるところを補っていただいた。でも今は、たくさんの仲間が私の足らざるところを補って一緒に戦ってくれている」と安倍氏の精神を継ぐ思いを口にした。

 裏金問題については「(処分内容を)総裁が代わったからちゃぶ台返しするなら、それはもう独裁。そういうことは致しません」と追加処分や次期衆院選での公認取り消しは行わないことを明言。裏金問題で処分を受けた議員は旧安倍派に多く、一定の配慮を示した形となった。

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