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巨人・浅野翔吾「優勝争いで打席、いい経験」9月25の3と苦戦「ひとつの試練。打って悔しさを返すしかない」

スポーツ報知 2024年9月10日 5時15分

 巨人・浅野翔吾外野手(19)が9日、プロ初アーチを放った広島で巻き返しを誓った。前カードの対DeNA2連戦は計10打数1安打とバットが湿ったが「打って悔しさを返すしかないし、落ち込んでいる暇はない。切り替えて勝てるようにしたいです」と天王山での逆襲を期した。

 一心不乱にバットを振り込んだ。広島への移動を前に、浅野は午前中にG球場の室内でマシン打撃を敢行した。「状態はいいわけではない。何とか後ろの打者につなげれるような打撃ができれば」。9月は25打数3安打で打率1割2分。縁起のいい広島の地で復調のきっかけをつかみたい。

 昨年8月18日の広島戦(マツダ)でプロ1号2ランを放った。球団の高卒新人では15年の岡本和真以来、7人目のアーチを描き、5―4で逆転勝利に導いた。チームにとって13年からカード勝ち越しがない敵地だが、「嫌な印象はない。勝ってゲーム差を広げられれば一番」と、頼もしく言い切った。

 阿部監督は「将来チームが困ったときに打つ打者になってほしい」と近未来の主軸としての期待を込め、浅野のスタメン起用を続けている。指揮官の親心を受けた19歳は「優勝争いで打席に立たせてもらっている事自体、いい経験としてつながっていくと思う。そこはひとつの試練だと思って頑張っていきたい」。正念場を、チームとともに乗り越える。(内田 拓希)

 ◆浅野のプロ1号 昨年8月18日の広島戦(マツダ)、0―3の5回無死二塁からの第2打席で、左腕・森が投じた1ボールからの内角低めカットボールをすくい上げて左翼越えに運んだ。プロ9試合目、通算12打席目での一発でプロ初打点もマーク。2リーグ制後、球団の高卒ルーキーの本塁打は15年の岡本和以来、7人目の快挙となった。試合も5―4で逆転勝ちした。

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