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友風が初黒星 「内容は悪くない。15日間、こういう相撲を取れれば。でも自分の場合は勝ち負けではないので」

スポーツ報知 2024年9月10日 16時47分

◆大相撲秋場所3日目(10日、東京・両国国技館)

 今年6月に二所ノ関部屋から独立した中村部屋の部屋頭、東十両11枚目・友風が新入幕の東12枚目・大青山(荒汐)に引き落としで敗れ、2勝1敗とした。

 立ち合いから24歳の新鋭を突き押しで圧倒したが、土俵際の引き落としで右膝から崩れてしまった。「足が滑った? あんなもんですよ。いい相撲が取れたと思います。内容的に満足? こういう相撲が15日間、取れたらと思いますが、自分は勝敗は関係ないですから。なんのために土俵に上がっているかですから」。

 障害者手帳を持ち歩き、同じ境遇で苦しんでいる人に勇気と希望を与える。これが友風という力士の神髄なのである。

 目の前で弟弟子の東14枚目・嘉陽が2日連続の電車道で3連勝とした。「目の前であんな120点の相撲を見せられたら、こっちが緊張してしまいますよ」と笑っていた。

 

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