２０２２年北京冬季五輪フィギュアスケート団体で３位から２位に繰り上がったメダルの授与が１０日、都内で行われ、先月にパリでの授与式を欠席した宇野昌磨さんが、日本オリンピック委員会の三屋裕子副会長から銀メダルを授与された。宇野さんはスケジュールの都合で式には出席できなかった。「このような場を設けて頂いたことは、とてもうれしく思いますけど、やっぱり熱が冷め切る前に現地でもらえることにこしたことはなかったとは思います」と語った。
先月７日にパリで行われた授与式には、男子の鍵山優真ら日本代表が出席。宇野さんは滞在先のスイスから映像を確認し、全員の指には「宇野」「昌磨」「ＳＨＯＭＡ」の文字。胸が熱くなった。仲間への感謝の思いがあふれ、「僕は皆さんに対して先輩らしいことをしてきたわけではない。自分の道を進む感じで選手生活をやってきた。その中でも僕の意志を引きついで、あの舞台で僕のことを考えてくださっていたのは、とてもうれしく思いました」と感謝の思いを語った。