Infoseek 楽天

【巨人】11安打で首位攻防の初戦に快勝 菅野智之、開幕から敵地10連勝&リーグトップ14勝目

スポーツ報知 2024年9月10日 21時2分

◆JERA セ・リーグ 広島1―6巨人(10日・マツダスタジアム)

 巨人が2ケタ安打で首位攻防3連戦の大事な初戦で広島に快勝し、ゲーム差を「2」として首位を守った。1回に坂本勇人内野手の6号ソロ本塁打で先制すると、先発・菅野智之投手は5回1安打無失点で、セ・リーグ記録を更新する開幕から敵地10連勝でリーグトップの14勝目を挙げた。

 巨人は1回に先取点。1死から2試合ぶりのスタメンで2番に入った坂本勇人内野手が、広島の先発・森下暢仁投手のストレートを左翼スタンドに運ぶ6号本塁打。大事な天王山の初戦に、ベテランが貴重な一発を放った。

 菅野は1回を3者凡退。2回も5番の坂倉将吾捕手を見逃しの3球三振、末包昇大外野手はフォークボールで空振り三振に打ち取るなど3人で抑えた。

 3回は先頭の菊池涼介内野手に中前への初ヒットを許したが、会沢翼捕手をフォークボールで空振り三振、森下暢仁投手はスリーバント失敗(三振)、秋山翔吾外野手を左飛に打ち取った。4回、5回は3者凡退と危なげない投球で5回を投げ終えた。

 巨人が6回に欲しかった追加点を挙げた。2死からモンテス内野手が右前打で出塁すると、浅野翔吾外野手の死球で一、二塁とチャンスを広げ、門脇誠内野手が2打席連続ヒットとなる左中間二塁打を放ち、モンテスに続いて一塁から浅野が好走塁でホームイン、2点を追加した。

 さらに、送球間に三塁へ進んだ門脇を置いて、小林誠司捕手が申告敬遠で歩いた2死一、三塁では、菅野の代打・秋広優人内野手が左前タイムリーを放ち、4点目、広島の先発・森下暢仁投手をノックアウトした。

 4点をリードした巨人が、6回に失点。菅野に代わって登板した2番手・船迫大雅投手が2死から秋山翔吾外野手に中前打。3番手・高梨雄平投手が登板したが、矢野雅哉内野手に四球を与え2死一、二塁とされ、野間峻祥外野手に右翼線に適時二塁打を打たれ、1点を返された。

 巨人は7回に再び引き離す追加点を挙げた。1死から吉川尚輝内野手が左前打、岡本和真内野手は左越えのエンタイトルツーベースで続き二、三塁。モンテスの申告敬遠で満塁とすると、浅野が左前タイムリーを放ち、5点目。さらに、門脇が3打席連続ヒットとなる左前打を放って、6点目。二塁からホームを突いた代走・重信慎之介外野手はアウトになったが、この回2点を追加し、リードを5点に広げた。11安打を放った打線の援護も受けた菅野は14勝目となった。

この記事の関連ニュース