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琴桜、大関になって初の無傷3連勝 際どい相撲に「こういう白星を大事に、また自分らしい相撲を」

スポーツ報知 2024年9月10日 20時18分

◆大相撲 ▽秋場所3日目(10日、東京・両国国技館)

 際どい土俵際も、軍配は大関・琴桜(佐渡ケ嶽)に上がった。西前頭筆頭・翔猿(追手風)との結びの一番、琴桜は立ち合いで右をのぞかせて組み止め、右脇下に頭を突っ込んできた業師を強引に起こして前進。最後は相手の捨て身の下手投げに、両者ほぼ同時に落ちたが、軍配は大関に上がった。物言いはつかず、館内のどよめきはしばらく収まらなかった。

 支度部屋では「軍配を見ていた。落ちるところは見えていなかった」と振り返り、「こういう白星を大事にして、また自分らしい相撲を取っていくことが大事」と語った。幕内後半の九重審判長(元大関・千代大海)は「翔猿の体が外に出ていた。あの形で攻め返すのは難しい。相撲には流れがありますから。翔猿が外に飛んでいったという見方になります」と説明した。

 琴桜は大関になって初となる初日から3連勝。「まだ始まったばかり。一日一番集中して相撲を取っていければ」と気を引き締めた。

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