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【巨人】ミラクル大逆転で天王山2連勝! 0ー2の土壇場9回に一挙9点! 敵地マツダで広島の絶対守護神を打ち崩した

スポーツ報知 2024年9月11日 20時59分

◆JERA セ・リーグ 広島2―9巨人(11日・マツダスタジアム)

 巨人が劇的な大逆転で天王山に連勝した。0ー2で迎えた土壇場9回に広島の守護神・栗林を打ち崩して一気に逆転。無死から四死球と安打で8人連続出塁の猛攻を浴びせ、一挙に9点を奪った。敵地のマツダで首位攻防に連勝し、2位・広島とのゲーム差は3に広がった。

 

 巨人は初回に、昨夜(10日)に先制V弾を放った坂本勇人内野手が1死から左前安打で出塁。しかし、広島のアドゥワ投手の細かく動く直球に手こずり、後続が倒れ無得点。2、3回と連続で3者凡退に終わり、4回表の攻撃前には、ベンチ前で早くも円陣を組んだ。右腕攻略へ向け、改めて気合を入れ直したが5回まで散発の2安打で無得点に終わった。

 先発のグリフィン投手も負けじと好投を披露。3回まで広島打線を完璧に抑えたが、4回2死から4回2死から広島・小園に初安打を右前に運ばれた。続く堂林の打席で、小園に二盗を決められ2死二塁に。ここで堂林の三塁線への打球が、逆シングルで捕りに入った坂本勇人内野手の手前で、バウンドが変わり二塁打に。巨人が広島に先取点を許した。

 

 グリフィンは0-1の6回1死から、広島・矢野にこの日初の四球を与えると、続く小園に右前安打を許し1死一、三塁に。ここで堂林に左犠飛を打たれ2点目を奪われた。

 広島はアドゥワ投手が6回まで無失点に抑えていたが、7回から継投に突入。7回表のマウンドには2番手・ハーン投手があがった。

 巨人は7回表無死から、吉川尚輝内野手が左前安打。この日、初めてイニングの先頭打者が塁に出たが、続く岡本和真内野手が遊飛に。モンテス内野手が三ゴロ併殺打に倒れ、得点できなかった。8回もハーン投手に3者凡退に抑えられた。

 だが、0ー2で迎えた9回、先頭の代打・中山礼都内野手がストレートの四球を選んだ。広島の守護神・栗林が制球に苦しむ中、続く丸佳浩外野手も四球。ベンチ前で阿部監督から耳打ちされた後に打席に入った坂本が、ここで左前安打を放ち無死満塁に。そして、吉川の押し出し死球でまず1点。岡本が痛烈な左前適時打を放ち、土壇場で同点に追いついた。さらに、続くモンテスも押し出しの四球を選び、逆転に成功した。広島の栗林はここで交代。今季防御率0・88の絶対的なクローザーが1死も奪えぬまま、まさかの降板となった。

 勢いのついた巨人打線は、その後も広島のリリーフ陣を攻め立て、門脇&浅野&代打・長野にも適時打が飛び出した。この回一挙に9点を奪って試合を決めた。

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