◆JERA セ・リーグ 広島―巨人(11日・マツダスタジアム)
巨人が土壇場9回に一挙9点を奪う大逆転で、広島との首位攻防3連戦に連勝した。完封負け目前だった0-2の9回に広島の守護神・栗林を打ち崩し、敵地マツダでの天王山に連勝。広島とのゲーム差を3に広げた。
【阿部監督、試合後のコメント】
―9回に一挙9点で大逆転
「本当にね、すごい攻撃だなと思って見ていたんですけど。やっぱりその前の回の吉川、門脇のファインプレー。そこで若干ね、流れが来たかなと思ったんですけど。やっぱりそういうところですよ」
―平内、泉が無失点で抑えて流れを呼んだ
「そうですね。それがあったからこその逆転劇だったと思います」
―4番岡本和が同点打
「やっぱりね、4番ですから。4番が打てば勝てる。その前の勇人も『何もないから打て』って言って。それで結果を出してくれたので。あのヒットもすごい大きかったですね」
―先発グリフィンは6回2失点
「途中、球数増えてきてちょっと抜け球が多くなってきましたけど何とか踏ん張ってくれました」
―明日は戸郷
「連勝してますけど、一日一日、一試合一試合、一戦一戦と思ってみんなやってます。それだけです」
―野球は何が起きるか分からない
「そうだな。いつも言ってる、フォアボール、そういうのを象徴してしまった、もちろんみんな頑張って打ったんだけど。反面教師というかね。そういうこともあり得るんだっていうのはね、多少はみんな頭のどこかに置いて、野球って分からないなっていうことは学んで欲しいなと思います」
―昨日は積極的に動いて今日は我慢の采配だった
「そうですね。勝てないマツダで初戦は絶対取りたいっていうことで動いたんですけど、今日は我慢我慢て自分に言い聞かせていたので」
―9回無死一、二塁で坂本にバントはさせず
「そうですね。もう何もないから、どんな結果でもいいから好きに打ってこいって言って」
―選手はたくましさを増している
「やっぱりああやってベテランが打ったり若い子が打ったり。そうやって1つずつ、こうやって勝てばどんどん成長していくと思うので」
―浅野が試合中に打ち方を変えながら
「自分でね、いろんなことを試してやってるんだろうなと思うし、どうやったら打てるかなって考えてる証拠だと思うので、僕はあれを否定する必要はないと思います」
―ターニングポイントになり得る試合
「僕らはまだまだだと思っているし、たまたま連勝したけど、本当最後までもつれると思ってずっと僕はやってるので。またもう一回ね、今日はちょっとうれしいですけど、また明日になったらビシッと切り替えて明日の一戦勝つためにどうするか考えて球場に来たいと思います」