◆JERAセ・リーグ 阪神3―4DeNA(11日・甲子園)
阪神・森下翔太外野手が追撃の一発を放った。1―3の6回先頭、ジャクソンの高めの変化球を完璧にとらえた。左翼席へ飛び込む15号ソロ。
「あの場面で何とか出塁することだけ目標にした。最高の結果で自分だけで1点取れたので、あそこで1点縮めることができたのは良かった」と胸を張った。
これで自己最長を更新する3戦連発。驚異的なペースで目標の20発へ突き進んでいるが、本人は至って冷静だ。「気にしていないです。ホームランをバコバコ打てるようなバッターだと思ってないので。しっかりミートしたり、センター中心に捉えるようなことだったり、自分の形だったりを意識しながら毎日やっているだけ」。
勝負の甲子園7連戦で痛恨の一敗。首位・巨人とのゲーム差は「3・5」に広がった。残り14戦、崖っぷちの日々が続くが「やるべきことをしっかりやっていくだけ。前半戦チームに貢献できなかった分、後半(戦)で取り返して」と24歳。「切り替えて、あしたの試合へ準備して勝つだけ」。自身に言い聞かせるようにクラブハウスへ引き揚げた。