◆JERAセ・リーグ 広島2―9巨人(11日・マツダスタジアム)
広島は、勝利目前から一転して悪夢の逆転負けを喫した。2点リードの9回、守護神・栗林が1死も奪えず、2安打4四死球でまさかの6失点。無死満塁となった場面では、新井監督自らマウンドに向かった。今季2度目で、栗林に対しては昨年4月20日の阪神戦(甲子園)以来。その“直ゲキ”も実らなかった。巨人との首位攻防3連戦に連敗で、9月すでに2度目となる3連敗。首位とは7月29日以来となる3ゲーム差に広がった。
新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。
―9回は栗林投手が
「それだけ、最後の3アウトというのは難しいと思う。しっかりと切り替えてまた次の登板に備えてもらいたい」
―投球自体は、どう見ていたか
「そういう日もあるでしょう、と。栗林と言えどもね。それだけ最後の3アウトというのは重たいもんだと思うし、大変なポジションだと思う。ここをね、残り試合も少ないので、引きずることなくしっかりとスパッと切り替えて、また明日球場に来てもらいたいなと思います」
―無死満塁の場面で監督自らマウンドへ
「『結果は気にしなくていいから、思い切って腕を振ればいいから』と声を掛けました」
―あす以降もセーブシチュエーションなら栗林投手を
「当然」
―先発のアドゥワ投手は6回無失点の好投も67球で継投に入った
「プラン通りです。いけるところまで、いってもらおうと思って(7回は)クリーンアップからだったので、次。すごく素晴らしいピッチングで、前回の登板(4日の敵地DeNA戦で初回5失点から6回6失点)の悔しさもあったと思うんですけど、すごくいいピッチング。ただ、3番から始まるというところで岡本もタイミングが合ってヒットが出たし、モンテスもタイミングが合っていたように見えたので、あそこはスパッと代えました」