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DHのみで大谷翔平はMVPを受賞できるのか、現地賛否両論 ロバーツ監督は太鼓判「支えてくれた」

スポーツ報知 2024年9月12日 10時35分

◆米大リーグ ドジャース―カブス(11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が11日(日本時間12日午前11時10分開始予定)、本拠地・カブス戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。2試合本塁打は出ていないが、21年の自己最多46発を更新する3試合ぶり47号に期待だ。カブス・鈴木誠也外野手(30)も「3番・指名打者」でスタメン入りした。

 試合前にはドジャースのロバーツ監督が、大谷のMVP争いについて言及。ここまで史上初めて「45―45」(45本塁打&45盗塁)を達成するなど、前日10日(同11日)終了時点でチーム145試合中142試合に出場し、565打数164安打(リーグ3位)の打率2割9分(同6位)、46本塁打(同1位)、101打点(同2位)、47盗塁(同2位)、115得点(同1位)、OPS・985(同1位)をマークしているが、指名打者のみのMVPが過去にいない。米国内ではDH専任の大谷のMVP受賞が議論の的になっているが、指揮官は「いい議論だとは思う」としながらも「初めて『50―50』を達成しようとしている選手だからね」と太鼓判を押した。

 エンゼルス時代にMVPに輝いた21、23年は9勝&46発、10勝&44発と二刀流での活躍が評価された。だが、今季は昨年9月に右肘手術を受けた影響で打者に専念。ドジャースはベッツ、山本、グラスノー、マンシーら主力に故障が相次ぐ中、大谷はこれまで欠場が3試合だけと地区首位を走るチームを支えてきた。ロバーツ監督は、チームの指揮官として大谷の活躍を肌で感じてきたとあって「翔平が先頭(1番)打者として我々を支えてくれたからこそ、踏ん張ることが出来た。それは本当に勝ちがあること600打席(すでに651打席)立ってくれていることは、私たちにとってとても大きいことだ」と絶賛。リンドア(メッツ)、オズナ(ブレーブス)らもMVP候補に名前が挙がっている中で大谷を推していたが「私は投票権がないけど」と苦笑いだった。

 記者投票によって決まるMVP。これまでの2度はいずれも満票での受賞だったが、票が割れる可能性もありそうだ。

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