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幕下最下位格付け出しの三田が白星先行 「やっと自分らしい相撲が取れました」

スポーツ報知 2024年9月12日 14時32分

◆大相撲秋場所5日目(12日、東京・両国国技館)

 昨年10月の国体でベスト8に入り、幕下最下位格付け出しの資格を獲得した近大出身の三田(二子山)が3番相撲で38歳の大ベテラン、西幕下58枚目・竜勢(伊勢ノ海)を送り出して2勝1敗とした。

 当たって突き離して、いなして竜勢の背中に回って送り出した。勝負がついてうなずいた動きから納得した表情が垣間見えた。

 「やっと自分の相撲が取れました。相手は大ベテラン? きのう見て格好いいなと思いました。こういう人に勝っていかないと上には行けませので」。

 国体後の全日本選手権で右膝前十字靭帯(じんたい)断裂、半月板損傷の大けがを負って手術。同期の力士よりデビューが遅くなってしまった。一番相撲も極度の緊張のため黒星スタート。やっと本来の姿を取り戻したという。「前に出てさばく自分の相撲を取っていきたい」と気合いを入れていた。

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