今季途中からＪ１浦和に復帰したマチェイ・スコルジャ新監督が１２日、Ｇ大阪戦（１４日）へ向け、オンラインでの取材に応じた。
前監督の解任劇から古巣に戻ってチームに合流。「まずチームの目標設定のところから始めた。我々の協力関係、そしてその中でのルール、短期的な目標、今シーズンに向けての目標の話もした」と語った。チームのルールなどの共有は行ったものの「私の指示に従えっていうことではなく、私がチームのために力を貸すことができればという中でのルール。ワンチームを作り、チームが機能するように私は力を貸すだけ」と柔軟性のある姿勢を強調した。
昨シーズンも浦和を率いていたスコルジャ監督。チームに今週から合流すると「３日間練習を見てきたが、非常にポジティブな印象を持っている。去年から知ってる選手で、さらに成長している選手たちもいる」と、今のチームに自信を見せた。具体的な選手名については言及しなかったものの「（去年と比べて）攻撃のポテンシャルが確実に高まっている。攻撃の面でペア・マティアスは非常に魅力的なチームを作った。より前からＪリーグを知っている私にとってのアドバンテージは、いかにバランスを取って戦えるかというところ」と、前任のヘグモ監督へのリスペクトをしながら、Ｊリーグでの経験を踏まえてさらに良いチームにしていくことを誓った。
１４日はアウェーでのＧ大阪戦。リーグ５位と上位にいる相手との対戦に「ボールを持っていない時の動きや形が重要になってくる」と指揮官。昨年と比べて、攻撃でのビルドアップや守備の強度が上がっていると分析したが、「もちろんガンバは非常にいいチームだが、完璧なチームではない。（攻撃の）ポテンシャルをいい形で起用することができれば」と強敵にも臆さない姿を崩さなかった。