◆ＪＥＲＡ セ・リーグ 広島―巨人（１２日・マツダスタジアム）
巨人の先発・戸郷翔征投手が、広島との首位攻防戦で６回１１６球の熱投で無失点に抑えた。
序盤のピンチを乗り切った。０―０の２回、先頭の５番・坂倉将吾捕手を二塁への内野安打で出し、続く６番・堂林翔太内野手に四球を与え無死一、二塁のピンチを迎えた。７番・末包昇大外野手を遊撃への併殺に打ち取り、２死三塁となった場面で、阿部慎之助監督が迷わず敬遠を申告。２死一、三塁で９番・床田寛樹投手が放った強烈なライナーを、自らキャッチし無失点で乗り切った。
３点の援護をもらった３回以降も好投を続けたが、６回に大ピンチが待っていた。先頭の２番・矢野雅哉内野手を二塁内野安打を許し、１死から４番・小園海斗内野手に右前に運ばれた。浅野のまずい守備が重なり１死一、三塁となり、続く坂倉に四球を与え満塁のピンチに。ここで堂林、末包を連続で空振り三振に斬って取り無失点でしのいだ。
６回裏の打席で代打に中山を送られ、６回５安打３四球６三振無失点の内容で降板となった。降板後「最後のピンチを粘れたのが一番です。大事な試合というのはもちろん分かっていたので０に抑えられたのは良かったです。この後はチームが勝つためにベンチで応援します」とコメントした。