俳優の藤本洸大が１２日、都内でＭＢＳ制作ドラマ「スメルズ ライク グリーン スピリット」（１９日スタート、ＭＢＳ＝木曜・深夜１時２９分～、ｔｖｋ木曜・深夜１時～ほか）の制作発表会に主演の荒木飛羽（とわ）、共演の曽野舜太、阿部顕嵐らと出席した。
永井三郎の漫画をドラマ化。閉鎖的な田舎を舞台に、こっそり口紅を塗る少年（荒木）が自分のアイデンティティーに目覚め、自分に正直に生きられる世界を探すひと夏の淡い青春ストーリーを描く。
藤本は、「第３５回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」グランプリ受賞の期待の若手。本作ではオーディションで、バスケ部に所属するクラスのムードメーカー・夢野太郎役をつかみとった。地上波ドラマ初出演となり「ドキドキです。緊張や不安もありつつ、わくわくもしつつ…という感じです」と初々しくあいさつした。
藤本は、撮影中のエピソードを「（セリフの）子音も母音も全部かんでしゃべってしまったこともあって」と回想。それでも澤田育子監督は、「藤本君と出会えたのもオーディションをやったからなので、本当にやってよかったなと。原作へのリスペクトに加えて、俳優たちの想像力や努力に感謝しています」と好演ぶりに太鼓判を押した。
イベントの最後に、藤本は「どこを切り取っても青春を感じられる作品。真正面から青春を浴びてください」とアピールした。