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【高校野球】学法石川 2年連続センバツに導くのは4番・捕手の大栄利哉…1回戦で先制打含む2安打2打点

スポーツ報知 2024年9月14日 6時30分

◆高校野球福島県秋季大会 ▽1回戦 学法石川7-1福島北・福島西・伊達(13日・白河グリーン)

 開幕して1回戦が行われ、学法石川は福島北・福島西・伊達の連合チームに7―1で勝利した。4番・捕手の大栄利哉(2年)が先制打を含む2安打2打点と活躍。秋からは主将も任され、チームの顔として2年連続でのセンバツ出場を狙う。

 この秋も、大栄が学法石川の核となる。県大会初戦でも攻守でチームを引っ張った背番号2は「まずは勝てて本当に良かった。プレッシャーもなく、戦えました」と笑顔で振り返った。

 初回2死二塁で「4番が1本出して流れをつくる」と高めの変化球を捉えて左前適時打で先制。3回には失策で同点に追いつかれたが、その裏に再び大栄が一塁強襲の右翼線への適時二塁打を放って勝ち越した。

 捕手としては2人の投手を好リード。先発した菊池祥志(2年)は苦しい立ち上がりとなったが、しっかりと声を掛けてフォローし「真っすぐを効果的に使って抑えた」と7回を1失点(自責0)と立て直した。2番手の小出一護(1年)も勢いのある直球を主体に2回をわずか1安打で無失点。大栄の活躍を佐々木順一朗監督(64)は「やっぱり力が一番上。背中で戦う雰囲気を見せてくれている」と評価した。

 昨秋も投手、捕手、4番を務めて今春のセンバツ出場の原動力となった大栄は、新チームで主将も任された。「指示するだけじゃなく、自ら行動することが大事」とブルペンでは捕るだけでなく投手としても毎日投げ込む。打撃もフォームを見つめ直して粘り強さをつけるなど自身の技術を磨くだけでなく、練習試合の反省を細かく行ったり、選手間の話し合いで積極的に意見を出し合う空気をつくり仲間にも目を向けている。

 目指すは2年連続となるセンバツ出場だ。「先輩たちよりも力がないので、協力するのが第一。全員でまずは福島の頂点を取りたい」と、再び聖地に立つ日を描きながら先頭を走り続ける。(秋元 萌佳)

 ○…郡山商は岩瀬農に3-0。エース・米倉卓重(2年)が5安打6奪三振で高校初完投。初の完封勝利を挙げ、「疲れもなく投げ切れた。素直にうれしい」と笑顔だ。7回には3四球を与え2死満塁にするなど「制球が乱れて自分勝手な投球をしてしまった」と反省も「絶対に打たせないぞと思って投げた」とピンチをしのいだ。16日の2回戦では学法石川と対戦。「強い相手ですが、やってやろうという気持ちで挑む」と撃破を誓った。

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