◆明治安田Ｊ１リーグ▽第３０節 札幌０―２東京Ｖ（１４日・プレド）
東京Ｖがアウェーで札幌に２―０で勝利した。
０―０の後半９分にパリ五輪日本代表のＭＦ山田楓喜が、ゴール前のこぼれ球をワントラップから冷静にゴール右へ左足シュートを決めて先制すると、その後は相手の猛攻をＧＫマテウス、ＤＦ千田を中心とした守備陣が耐え抜き、最後は後半アディショナルタイム７分に途中出場のＭＦチアゴアウベスが加入後初得点となる追加点を決めた。
これでＪ１復帰後初の３連勝で６位に浮上した。試合後、城福浩監督は「まずはここまで来てくれたサポーターに感謝したいと思います。色々なエネルギーを使って来てくれて、さらに我々にエネルギーを送ってくれたこと。これが勝ち点３につながったと思います」とサポーターに感謝の言葉を述べた。
その上で「前半少しボールを持たれることが多かったですけど、最終ラインではタイトな守備が出来ていた。決定的な場面も作らせなかった。ここをゼロで抑えられたことが大きかった。後半はオープンな展開になるのは分かっていたし、そうすれば、我々が積み上げてきた走力やボールに絡んでいくコンビネーション含めて、発揮出来ると思っていたのでそこはうまく出せた。２点目を取れたと思うシーンがいくつかあった中で、１―０のまま最終盤まで推移するのは非常に難しい展開だったが、選手はのみ込まれことなく、足を止めずに、とどめをさせたのこのチームの走りきることを具現化できた」と、手応えを口にした。