◆秋季高校野球石川県大会 ▽２回戦 日本航空石川１６－０金沢大附＝５回コールド＝（１４日・石川県立）
秋季石川県大会の２回戦が行われ、日本航空石川は１６－０の５回コールドで金沢大附に勝利した。夏までは内野手だった右腕、及川蓮志（れんじ、２年）が公式戦初登板。背番号１１を背負い、５回参考記録ながら９奪三振でノーヒットノーランを達成した。及川は「自分の持ち味はコントロールとテンポの良い投球。最初は緊張したが、勝ててホッとしてます」と笑顔を見せた。
中学では岩手東ボーイズのエースとして活躍。高校入学後は内野手に転向していたが、投手不足のチーム事情もあって夏から再び投手に挑戦した。「打ち取ると気持ちいいし、ピッチャーは楽しいです」と手応え。今後は内野手を兼任しながらプレーする方向だ。さらに新チームではキャプテンを任されて重責を担う。「プレッシャーもありますが、自分の成長につながる。そのことも楽しみにしたい」と及川。二刀流もこなす主将がチームを勝利に導く。（中田 康博）