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【広島】ハーン不在の救援陣がリード守れずサヨナラ負け 新井貴浩監督「自分の継投ミスかな」

スポーツ報知 2024年9月14日 20時13分

◆JERA セ・リーグ 阪神4X―3広島(14日・甲子園)

 広島はサヨナラ負けで、昨年9月以来、今季ワーストの6連敗を喫した。

 打線は、今季2度目の4番に入った野間の犠飛や、5番・小園の適時打などで6回までに3点を先取。先発・森は、6回3安打無失点の好投を見せた。

 だが、救援陣が誤算だった。7回に2番手・島内が、先頭の3番・森下に死球を与えると、1死から5番・佐藤輝の右前打、代打・前川への四球で満塁のピンチを招く。ここで、新井監督は島内の交代を決断した。

 しかし、代わった3番手・森浦も嫌な流れを止められず。7番・梅野への押し出し四球で1点を献上すると、8番・木浪の二ゴロは、二塁ベースカバーに入った遊撃手・矢野がまさかの落球。1点差へと迫られた。なおも1死満塁からは代打・原口に三遊間を破られ、一気に試合を振り出しへと戻された。

 新井監督は試合後、この場面を振り返り、「自分のちょっと継投ミスかなと。(3番手・森浦へのスイッチが)ワンテンポ遅れた。一、二塁で前川のところで、代えてあげるべきだった。(島内は)アップアップしていたから」と反省した。

 9回には、この日2イニング目となった4番手・黒原が、2死一、三塁から中野に中前サヨナラ打を浴びた。指揮官は、「最近ちょっとブルペンに負担がかかっていて、イニングをまたいでもらわないと(いけなかった)」と、夫人の出産立ち会いで一時帰国中の助っ人左腕・ハーンを欠く苦しい台所事情を説明。その中で、劇打を許した左腕については、「まあそれは、勝負にいった結果」と責めなかった。

 これで、2位・阪神とは2ゲーム差の3位。それでも、「一戦一戦という気持ちで明日も戦いたい」と新井監督。15日からの本拠地・DeNA2連戦に向けて必死に切り替えた。

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