◆大相撲 ▽秋場所7日目(14日、東京・両国国技館)
東前頭11枚目・佐田の海(境川)が、東前頭16枚目・白熊(二所ノ関)を寄り切って連敗を3で止めた。今場所は3連勝で滑り出したが、その後に3連敗。「体の感覚がずれていたのかな」と自らを分析し、この日の朝稽古では幕下の力士を相手に7番。右四つから寄り切る動きを何度も確認した。その成果を本場所でいきなり発揮。「申し合いをして良かった」と笑顔で語った。
幕内在位54場所、37歳のベテランは、場所入り前の朝稽古を欠かしたことがないという。年齢を重ねたベテランやケガを抱える力士は朝稽古を控えることも多いが、「やらないのは気持ちは悪い。合法的というか、稽古に行かないというのはありえない」と力強く語った。