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「100万円欲しい」村上宗隆が青木引退発表後2戦連発…100万円の看板超える自己最長150メートル照明直撃弾

スポーツ報知 2024年9月15日 5時30分

◆JERA セ・リーグ 巨人1―4ヤクルト(14日・東京ドーム)

 激しい衝突音を残した打球の行方に、東京ドームがどよめいた。ヤクルト・村上宗隆内野手(24)は打ち終わった体勢のまま、しばらく打球を見つめた。ドームの天井すれすれまで上がった打球は、右翼後方の看板のさらに上、照明下部を直撃した。6回、巨人の2番手・船迫の139キロを捉え、2戦連発となる27号ソロ。推定飛距離150メートルの一発に「完璧にとらえることができました」と胸を張った。

 “最長不倒”だった。プロ通算218発目。それでもこの日の飛距離を「(今まで)ないと思います。最後までは見れなかったですけど、いい感覚だったのでよかったです」と振り返った。当たったら100万円の看板を越える一打に「そうすか。100万欲しかったです」と苦笑い。それでも「いろんなホームランありますけど、見てる人たちにワクワクしてもらえるようなホームランというのは僕も魅力的だなと思います」とうなずいた。

 特大弾には高津監督も「まあまあですねって言っときました(笑い)。(見たこと)ないなあ。一番飛んだかもしれないですね」。青木の引退会見での号泣から2戦2発で、最近5戦で4発目。27本塁打、72打点と2冠でトップに立っている。タイトルについて「もちろん僕自身の気持ちとしてはありますけど、やるべきことをやればという感じです」と語る村上。師匠の引退の花道を、自分らしいホームランで飾りつけしていく。(山口 泰史)

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