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J2清水 ホーム15戦無敗…山口に4発快勝…FW北川航也が11戦ぶりゴール「勝つことが一番」

スポーツ報知 2024年9月15日 6時30分

◇明治安田J2リーグ 第31節 清水4-1山口(14日・アイスタ)

 清水エスパルスが山口を4―1で下した。前半27分にFW北川航也(28)の11戦ぶりとなるゴールで先制。後半に追いつかれたが、途中出場のMF矢島慎也(30)が勝ち越しゴールを含む2得点を挙げた。

 北川がついに決めた。前半27分、DF山原の左からのクロスにニアで頭を合わせて先制点。6月8日の藤枝戦から10試合ゴールがなかったエースは、笑顔で膝からピッチに滑り込み、サポーターの歓声に拳を振り上げ、雄たけびを上げた。

 今季9点目を奪ってからが長かった。チャンスは来るものの決め切れない。この日も21分のシュートがわずかに枠を外した。それでも「チームが勝つことが一番」と、常に前線からボールを追って走り回り、主将として献身的にチームを引っ張ってきた。

 そんな背番号23のうれしいゴール。2ケタ得点は2018年にJ1で13点を挙げて以来6年ぶりだ。秋葉忠宏監督(48)も「エースでキャプテンが決めてくれた。残り8試合、ノってくると思います!」と喜んだ。

 ホームでは13勝2分けと負けなしをキープ。指揮官の采配も光った。後半20分に同点を許すと、同25分に投入した矢島が、その2分後に勝ち越しゴールを決めた。DFの裏へ走り、縦パスを絶妙のトラップ。前に出たGKの頭上を抜くループで、山口を突き放した。「(中村)亮太朗から素晴らしいボールが来た。イメージ通りでした」と笑った。

 同38分にピッチに立った新人FW郡司璃来とドウグラス・タンキも躍動。郡司がドリブル突破からの鋭いシュートでスタンドを沸かせると、タンキもゴールだ。中3日で徳島、藤枝と連戦を迎えるが、控え選手の活躍は頼もしい。「競争力が高まっている」と監督。高いチーム力でこのあとも勝ち続ける。

(里見 祐司)

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