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【高校野球】静岡学園のエース・中山直央翔が3安打10奪三振で公式戦初完封

スポーツ報知 2024年9月15日 6時30分

◇高校野球◆秋季静岡県大会 ▽1回戦 静岡学園3-0小山(14日・裾野)  

 開幕し、1回戦8試合が行われた。静岡学園はエース・中山直央翔(なおと、2年)が小山を3安打10奪三振で公式戦初完封。15日は2回戦8試合が行われる。

 静学のエース・中山が公式戦初完封劇だ。「真っすぐが走っていなかったので、スライダーを中心にゴロを打たせた」。丁寧に低めをついて6回までノーノー投球。掘れたマウンドで投げにくさもあって計5四死球。「内容は60点」と控えめの採点だったが、「8割ぐらいの意識」で投げて3安打10Kを奪った。

 夏のリベンジを狙っている。「1」番を背負った今夏は1回戦の常葉大菊川戦で先発し3回途中6失点で降板。チームは敗れた。浜松西との2回戦に勝てば、3回戦では常葉大菊川と再戦する可能性がある。「チームに勢いをつけれるように次も試合をつくりたい」。雪辱の舞台へ上がるまで負けられない。

 ○…御殿場西は磐田農に9-0。3番の真下大永(たいよう、2年)が3安打5打点の活躍で初戦突破に貢献した。6―0で迎えた9回1死一、二塁では、中越えにダメ押しとなるランニング3ランを放った。「二塁ベースを回っていけるかなと思った」。記念すべき公式戦初本塁打となったが「あまりうれしくない。今度はサク越えを打ちたい」。次はスタンドに届く一発で、ゆっくりダイヤモンドを一周する。

 ○…浜松開誠館は島田樟誠に5-2。両者無得点の2回先頭、太田透輝(とうき)捕手(2年)が左翼席へ先頭打者弾。公式戦初安打が一挙4得点の口火にもなり「ベンチに戻った後にはしゃいじゃいました」。今夏から本格的に捕手に転向し、秋からスタメンマスク。この日は先発した塚田暖琉投手(2年)の9回2失点(自責1)を導く好リードを見せた。次戦は日大三島戦。「バッテリー中心で無失点に抑えて、打撃はこのままフルスイングでいく」とうなずいた。

 ○…科学技術は浜松太平台に3-2で勝利。2―2で迎えた8回無死二、三塁に吉田龍武(ろむ)一塁手(2年)が勝ち越しの左犠飛を放ち、3年ぶりの初戦突破に貢献した。「点につながって良かった」と安どした。7回1死三塁、一塁線へのゴロをミットにかすめながらも捕球できず同点打を許した。記録には残らないミスの汚名返上に「ホッとしました」と笑顔。16日の2回戦では富士市立と対戦。「守備でミスが出ても打撃では気持ちを切り替えてドンドン振っていきたい」と語った。

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