◆札幌フロンティアライオンズクラブ杯１年生ジュニア選手権最終日（１４日、札幌円山） ▽決勝 旭川大雪１４―２（４回コールド）▽３位決定戦 札幌豊平５―０札幌
旭川大雪ボーイズが１４―２で札幌ボーイズに４回コールド勝ち、４年連続１４度目の優勝を決めた。初回から打線爆発。１１安打に９盗塁と足も絡め、大量点で圧勝した。３位決定戦は札幌豊平ボーイズが５―０で札幌北広島ボーイズに完封勝ちした。
旭川大雪の攻撃が初回から大爆発。１死から２番・二瓶結登の内野安打を手始めに長短８安打。３四球に敵失も重なり、打者１６人を送る猛攻で１３得点を挙げた。３イニングの攻撃で９盗塁と機動力も発揮。ベンチからの声も途切れることなく、ハツラツとした試合運びで頂点に立った。
３試合連続２ケタ得点でＶ４到達。指揮を執った樽井拓磨コーチは「こんな展開になるとは…」と一方的な試合に驚きつつ、「今年の１年生は打力があり、足が速い子も多いので」と納得の表情を浮かべた。
１年生も２、３年生とほぼ同じ練習メニューをこなし、伝統を受け継ぐ。３打数３安打２打点に２盗塁も決めた主将の二瓶は「チームワークを高めれば、もっと強くなれる」と自信を深め、初回に特大の適時三塁打を放った４番・神元朔（さくる）は「全国ベスト８に進んだ先輩たちのようなチームを目指していく」と高い目標を掲げた。
（石井 睦）