◆米大リーグ ブレーブス―ドジャース（１４日、米ジョージア州アトランタ＝トゥルイストパーク）
ドジャース・大谷翔平投手（３０）が１４日（日本時間１５日午前８時２０分開始予定）、敵地・ブレーブス戦のスタメンに「１番・指名打者」で名を連ねた。ここまで「４７本塁打＆４８盗塁」をマークしているが、前人未到の「５０―５０」へ前進することが期待される。試合前にはブルペンで昨年９月の右肘手術後最多の２５球を投げた。
ドジャースはナ・リーグ西地区首位を独走し、地区優勝へのマジックを「１１」としているが、厳しい状況になった。右肘を痛めて負傷者リスト（ＩＬ）に入り、前日の１３日（同１４日）に実戦形式での登板を急きょ回避したエース右腕のグラスノーが右肘痛のため、今季中の復帰が絶望的になったことを複数の米メディアが報じた。今季ドジャースに加入したグラスノーは開幕投手を務めるなど、２２登板で９勝６敗、防御率３・４９の成績を残してチームを引っ張っていた。
さらに、左足親指を痛めてＩＬ入りしている通算２１２勝左腕のカーショーもいまだ本格的な投球練習を再開できておらず、復帰まではまだ時間がかかりそうだ。ドジャースの先発陣はシーズン途中に加入したフラーティーこそ奮闘しているが、山本は約３か月ぶりに復帰してまだ１試合を投げただけで、ビューラーとミラーは不調が続いている。グラスノー、カーショー、ストーンはＩＬ入り中。プレーオフへ向けて、先発陣の踏ん張りが鍵になりそうだ。