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レッドソックスのコーラ監督がヤンキース戦快勝後に大激怒、理由は

スポーツ報知 2024年9月15日 7時1分

◆米大リーグ ヤンキース1―7レッドソックス(14日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)

 レッドソックスのコーラ監督が、ヤンキース先発ゲリット・コール投手のディバースへの死球が故意であると猛非難した。コールはディバースを4回1死走者なしで敬遠したが、初回の第1打席では背中へ死球。これが故意である証拠だと、同監督が私見を語った。レ軍は、ディバースの敬遠四球を足掛かりに、吉田正尚外野手の同点適時二塁打から逆転に成功し、コールを4回1/3、7失点でKOした。

 レ軍のコーラ監督が試合後、ヤンキース陣営を厳しく非難した。「敬遠には全く驚かなかった。なぜなら、第1打席で故意死球を与えているからだ。彼は(ディバースと)対戦したくなかったんだ。それが、結論。第2打席の敬遠で、その意図は明らかだ」

 ピンチでもない場面で、マウンドのコールが敬遠のしぐさをみせると、球場がざわついた。4回1死走者なしで、昨年サイ・ヤング賞右腕がディバースを歩かせた。過去の対戦成績が39打数13安打8本塁打。コール自身「最も嫌な打者」と公言する相手との勝負を回避したのは作戦としても、コーラ監督は初回の死球が気に入らなかった。

 「相手は何とでも言うだろうが、あれは故意だ。私は引き下がらない。ケガをするかもしれないじゃないか。選手は誰も皆、ケガなくプレーすべき。ジャッジにどんなに苦い目に遭わされたとしても、私は、ジャッジにケガなく毎日プレーしてほしいと願っている。当然のことだ。コールは球界最高の投手だ。だが、今日は対戦を避けたんだ」とまくしたてた。

 ディバースは「(真相は)本人にしか分からないこと。ただ、彼が私にどう感じているか(苦手意識)は知っているつもり。将来殿堂入りするであろう投手に、そう思われるのは悪い気はしない。彼は勝負を避け、我々はチャンスを得た。死球でも四球でも、塁に出ることができればいい。そうすれば、後続の8人の打者が仕事をしてくれる」と涼しい顔で語った。

 5回1死満塁で敬遠できない状況でディバースを打席に迎えたコールは、右前2点適時打を打たれ、吉田にダメ押しの中前2点適時打を許して降板。徹底してディバースとの勝負を避けた慎重策が裏目に出た。

 ブーン監督とコーラ監督はプライベートでも仲が良いことで知られる。「我々は別に野球の話をする訳じゃない。家族や他のスポーツことをよく話す。これからも彼は良き友の1人」とコーラ監督。「要するに、きょう我々は勝ったんだ。明日も勝利を目指して戦うだけ」と気持ちを切り替えていた。

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