Infoseek 楽天

パリパラ車いすラグビー金メダルセレモニー 池透暢主将「努力を続ければ夢はかなう」…PNC前のピッチ上で

スポーツ報知 2024年9月15日 15時18分

◆ラグビー ▽アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2024 日本―サモア(15日、秩父宮ラグビー場)

 日本とサモアによる準決勝の試合前のピッチで、今夏のパリ・パラリンピックで金メダルに輝いた車いすラグビー日本代表をたたえるセレモニーが開催された。司令塔の池透暢(ゆきのぶ)主将(日興アセットマネジメント)が来場し、ピッチ上で花束が贈呈された。「なんと、金メダルを持ち帰ることができました。努力をし、続けていれば夢はかなうことを子供たちや(ラグビーを応援する)皆さんにお見せすることができて、幸せです」と感謝の言葉を口にすると、場内は大きな拍手に包まれた。

 2016年リオデジャネイロ、21年東京両大会はいずれも銅メダルだった。決勝では米国を48―41で倒し、主将としては3大会目の夢舞台で悲願成就し、目には涙が光った。

 15人制の元日本代表主将の廣瀬俊朗氏が、車いすラグビー連盟の理事を務めている縁で、大会中は決勝の前に15人制代表からメッセージ動画を受け取り「金メダルにつなげることができた」と感謝。今回は事前に日本代表の合宿も訪問。スピーチを行い、当時19歳で交通事故にあってから金メダルの夢をかなえるまでの道を語った。15人制日本代表の立川理道主将(東京ベイ)とは「キャプテン談議」にも花を咲かせ、ラグビー界で種目の垣根を越えて交流した。

 「自分が金メダルを取りました。それで挑戦をやめたら衰退が始まる。これからはやったことがないことに挑戦しながら、新たな出会いから学ぶこともそう、新しいことにチャレンジしたい。きょうもその中でチャレンジの機会をいただいた」。15人制の日本代表の試合を生観戦するのは初めて。池はラグビーや車いすラグビーの発展を願い、今度は桜の戦士たちにエールを送る。

この記事の関連ニュース