Infoseek 楽天

B1仙台が東北カップ連覇に王手 新加入フェリシオが22得点15リバウンド…決勝はB1秋田と

スポーツ報知 2024年9月16日 6時45分

◆バスケットボール第12回東北カップ ▽準決勝 仙台89ERS 81-72 山形ワイヴァンズ(15日・カクヒログループスーパーアリーナ)

 準決勝などが行われ、前回王者のB1仙台89ERSはB2山形ワイヴァンズを81―72で下し、決勝に進出した。今季新加入のPFクリスティアーノ・フェリシオ(32)が22得点15リバウンドとダブルダブルの活躍。第3クオーター(Q)まで競り合う展開も、最後は引き離してB1の意地を見せた。B1秋田ノーザンハピネッツはB2青森ワッツに78―59で勝利。きょう16日の決勝は2年連続同カードで争うことになった。

 仙台89ERSは逆転勝利で連覇に王手をかけた。前半は37―44とリードを許しながらも勝利をつかみ、落合嘉郎HC(42)は「出だしは攻守で硬さが出たけれど、後半は強みを生かすことができた」と振り返った。

 第1Qは残り4分45秒時点でチームファウル5つと罰則での失点もかさみ、14―27と引き離されてのスタート。そのままリードされて折り返したが、後半は厳しいプレッシャーをかけて相手の攻撃の波を止めると、第4Qは62―62からPFフェリシオが2点シュートを決めたのを皮切りに、12連続得点と一気にリード。フェリシオは22得点15リバウンドとダブルダブルの活躍で「決めきれない部分もあったのは改善点だけれど、決勝に進めて良かった」と笑顔を見せた。

 NBAのシカゴ・ブルズで6季プレーし、11年からブラジル代表にも選出。今年8月のパリ五輪にも出場した期待の新加入選手だ。合流してまだ2週間と調整も難しい中での試合となったが「まだ時間は必要だけれど、いい形で進んでいる」と手応え。きょう16日の決勝は同じB1の秋田と対戦。連覇を目指し「しっかりと準備して挑む。苦しい展開でも切り替えながら戦いたい」と意気込んだ。

(秋元 萌佳)

 秋田ノーザンハピネッツは、第1Qで29―12と引き離して流れをつかんだ。初戦では唯一無得点だったSG田口成浩は、この日は3点シュート2本を含む8得点。「とにかく1本決めたいという思いで打った」と語り「全員でしっかり勝ち切れたことは自信を持っていい」と振り返った。3連戦となるが、昨年敗れた仙台との決勝に向け「東北NO1になって、笑って帰りたい。優勝でリーグ戦に勢いをつけたい」と雪辱を誓った。

この記事の関連ニュース